マンジャロ皮下注は痩せる?効果・副作用・危険性を医師が解説
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監修者|橋田修医師
ひよりレディースクリニック福岡博多院長
産婦人科専門医

「食事制限しても痩せない…」「年齢とともに太りやすくなった」
そのようなお悩みを抱える方々に注目されているのが、糖尿病治療薬として開発されたマンジャロ皮下注(チルゼパチド)です。
本記事では、マンジャロ皮下注の痩せるメカニズム、効果が出るまでの期間や副作用の実際、医師の見解、ひよりレディースクリニック福岡博多での処方の流れや費用について、詳しく解説します。
目次
マンジャロ皮下注とは?痩せるメカニズムと効果
マンジャロ皮下注(一般名:チルゼパチド)は、2型糖尿病の治療薬として開発された医薬品です。
近年、その体重減少作用にも注目が集まり、肥満症への応用が国内外で研究されています。
In this 72-week trial in participants with obesity, 5 mg, 10 mg, or 15 mg of tirzepatide once weekly provided substantial and sustained reductions in body weight.
訳:72週間の試験では、肥満のある参加者に対して週1回、チルゼパチドを5mg・10mg・15mg投与した結果、体重が大幅かつ持続的に減少しました。
Tirzepatide Once Weekly for the Treatment of Obesity|NEJM, 2022
マンジャロは、GLP-1とGIPという2つの消化管ホルモンの作用を併せ持つ、世界初の「デュアルGIP/GLP-1受容体作動薬(dual incretin)」です。
これらのホルモンは、食事を摂ったときに小腸から分泌され、インスリンの分泌促進や血糖値の調整、食欲の抑制などに関与します。
従来のGLP-1受容体作動薬に加えて、GIPの働きも活用することで、より強力な血糖コントロール効果と体重減少効果が期待されるのが、マンジャロの特徴です。
GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)の主な作用
- インスリン分泌の促進:血糖値が高いときに、膵臓からのインスリン分泌を促進し、血糖を下げます。
- グルカゴン分泌の抑制:血糖値を上げるホルモンであるグルカゴンの分泌を抑えます。
- 胃内容排出の遅延:胃から腸への移動を遅らせ、満腹感を持続させます。
- 食欲の抑制:脳の食欲中枢に働きかけ、食欲を抑える作用があるとされています。
GIP(胃抑制ポリペプチド)の主な作用
- インスリン分泌の促進: GLP-1と同様に、血糖値に応じたインスリン分泌を促します。
- 脂肪細胞への糖取り込みの促進:血糖値の上昇を抑える働きがあると考えられています。
※なお、マンジャロは日本国内においては2型糖尿病の治療薬として承認されており、肥満や美容目的での使用は適応外使用に該当します。効果には個人差があり、使用にあたっては医師の診察と管理のもとで、適切な評価と説明を受けることが大切です。
マンジャロと他のGLP-1/GIP受容体作動薬との違い
近年、医療機関で扱う「メディカルダイエット」の選択肢として注目されている薬剤に、GLP-1受容体作動薬があります。
代表的なものには、サクセンダ(リラグルチド)やウゴービ(セマグルチド)などがあり、いずれも食欲の抑制や体重減少をサポートする作用が期待できます。
これらの薬剤に対し、マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は異なる作用機序を持つ新しいタイプの薬剤として注目されています。
また、薬剤ごとに投与頻度や承認されている適応症も異なります。以下に、主な特徴を比較します。
投与頻度 | 主な特徴 | |
---|---|---|
サクセンダ | 毎日 | GLP-1単独作動薬。肥満症治療薬として国内承認あり。(条件付き) |
ウゴービ | 週1回 | GLP-1単独作動薬。2023年に肥満症治療薬として国内承認。 |
マンジャロ | 週1回 | GIP+GLP-1 デュアル作動薬。日本では2型糖尿病治療薬として承認。肥満症には未承認。 |
それぞれの薬剤には特性があり、体質や既往歴、ライフスタイルによって適した選択肢は異なります。
大切なのは、「一番痩せる薬」を探すことではなく、「ご自身にとって安全で続けやすい薬」を医師と一緒に見つけることです。
マンジャロ皮下注の効果はいつから?

マンジャロ皮下注は、2型糖尿病の治療薬として使用されている薬剤ですが、継続的に使用することで体重減少作用が期待されます。
一般的には、治療開始から数日〜1週間ほどで「食欲が抑えられた」「満腹感が得られやすい」といった体感の変化が現れるケースが多く見られます。
これは、マンジャロが脳の食欲中枢に作用することや、胃内容物の排出を遅らせることに起因します。
また、実際の体重の変化は、治療開始から数週間〜1か月ほどで徐々に現れることが多いとされています。
マンジャロは、段階的に用量を増やしていく治療設計であるため、使用初期よりも、増量後に効果を実感する方が多い傾向にあります。
効果を最大限に引き出すためには、医師の管理のもとで適正に使用し、栄養バランスのとれた食事や適度な運動を並行して行うことが大切です。
無理な減量を目指すのではなく、ご自身の身体の反応を見ながら、ゆるやかに体調を整えていくことが、安全かつ効果的なアプローチといえるでしょう。
マンジャロ皮下注の副作用と危険性

マンジャロ皮下注は、2型糖尿病治療薬として高い有効性が期待される一方で、いくつかの副作用が報告されています。
多くの副作用は一時的で軽度〜中等度に留まることが多いとされますが、まれに重篤な症状が現れることもあります。1つずつ見ていきましょう。
起こりやすい副作用
マンジャロで比較的よく見られるのは、消化器系の症状です。これは、胃の動きをゆるやかにする作用や、食欲を抑える働きに関連すると考えられています。
吐き気
マンジャロの副作用の中で最も多く報告されているのが吐き気です。
特に治療開始時や用量を増やすタイミングで起こりやすい傾向がありますが、時間の経過とともに軽減していくことが多いとされています。
対策としては、一度にたくさん食べず、少量ずつ複数回に分けて食事を摂ることや、脂っこい・香辛料の強い食事を控えることが挙げられます。
その他、冷たい飲み物を少量ずつ摂取する、生姜やレモンなど香りの良いものを取り入れる、といった工夫が有効な場合もあります。
下痢・便秘
消化機能への影響により、腸の動きが不安定になり、下痢や便秘が起こることがあります。
下痢の場合は脱水症状に注意し、水分・電解質の補給を心がけましょう。
便秘が気になる場合は、水分摂取や食物繊維の摂取、適度な運動が有効とされています。
症状が続く場合は、市販薬の使用について医師や薬剤師にご相談ください。
嘔吐
吐き気が強い場合、ごくまれに嘔吐が生じることがあります。
食事や水分が十分に摂れない場合は、脱水や栄養不足を招く可能性があるため注意が必要です。
症状が続いたり、強い場合は、自己判断せず医師にご相談ください。
腹痛や胃部不快感
胃の張りや膨満感、軽度の腹痛を訴える方もいらっしゃいます。
これは、胃の内容物が長く留まることによるガスの蓄積や消化不良が原因とされています。
食後の腹部不快感がある場合は、食事量の調整や、よく噛んでゆっくり食べること、刺激物を避けることが有効とされます。
消化不良
胃もたれ、膨満感、ガスのたまりなどを感じることがあります。
これは、胃の運動が緩やかになることが一因です。消化にやさしい調理法(煮る・蒸すなど)や、脂質の少ない食事を意識することが推奨されます。
また、食後に軽い運動を行うことで、胃腸の働きを促す効果が期待されます。
副作用を和らげるには?
これらの症状は、少量から始めて段階的に用量を増やしていく「タイトレーション」という方法により、発現頻度や程度を軽減できる場合があります。
また、食事の工夫や水分摂取の工夫でも症状が緩和することがあります。
重篤な副作用と注意点
以下のような副作用は、頻度としては低いものの、発症した際は速やかな対応が必要です。
気になる症状がある場合は、自己判断せずにすぐ医療機関を受診してください。
- 急性膵炎:突然の強い腹痛や背中まで響く痛み、吐き気・嘔吐などの症状が現れることがあります。GLP-1受容体作動薬全体でごくまれに報告されており、これらの症状がみられた場合は速やかに医療機関を受診してください。
- 胆嚢炎・胆石症:右上腹部の痛み、発熱、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)などの症状が現れることがあります。これらの症状がみられた場合は、すみやかに医師の診察を受けてください。
- 低血糖:特にインスリン製剤やSU剤(スルホニルウレア薬)と併用している場合に起こりやすく、注意が必要です。冷や汗、動悸、手のふるえ、意識がぼんやりするなどの症状が現れた場合は、すぐに糖分(ブドウ糖やジュースなど)を摂取し、医師にご相談ください。
- 腎機能の悪化:吐き気・嘔吐・下痢などの症状が続くと、脱水を引き起こし、結果として腎機能に影響を及ぼすことがあります。症状が長引く場合や、水分がとれない状態が続く場合は、早めに医療機関を受診してください。
- 甲状腺C細胞腫瘍(髄様甲状腺がん)リスク:動物実験では、甲状腺C細胞腫瘍(髄様甲状腺がん)の発生が報告されていますが、ヒトにおける関連性は明確ではありません。ただし、家族に髄様甲状腺がんの方がいる場合や、多発性内分泌腫瘍症2型(MEN2)に該当する場合は、安全性の観点から使用禁忌とされています。
- アレルギー反応(アナフィラキシー):発疹やじんましん、顔やまぶたの腫れ、呼吸困難などの症状が現れた場合は、重篤なアレルギー反応(アナフィラキシー)の可能性があります。これらの症状が見られた際は、すぐに使用を中止し、速やかに医療機関を受診してください。
マンジャロは危険?医師の見解とは
「副作用があるなら危険な薬なのでは…」とご心配の方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、医師の立場から申し上げると、マンジャロは2型糖尿病の治療薬として高い有効性を有し、適切な患者さまに対して、正しく使用すれば非常に有用な薬剤です。
重要なのは、「すべての方に適しているわけではない」という点です。
患者さまの既往歴、現在の健康状態、服用中のお薬との相互作用などを総合的に判断し、マンジャロによる治療が適切であると医師が判断した場合にのみ処方されます。
また、治療中は定期的な診察や検査により、効果や副作用を確認しながら、必要に応じて用量調整や治療方針の見直しが行われます。
なお、自己判断での使用や個人輸入・通販などは、健康被害を招くリスクが非常に高く、絶対に避けるべき行為です。
インターネット上にはさまざまな情報がありますが、医師の診察を通じて、安全かつ適正に治療を受けることが大切です。

マンジャロは、誰でも使用できますか?

いいえ、すべての方が対象となるわけではありません。マンジャロは、以下にあてはまる方には使用が推奨されない、または禁忌とされている場合があります。
・膵炎の既往がある方
・甲状腺髄様がんまたはその家族歴がある方、多発性内分泌腫瘍症2型(MEN2)の方
・重度の腎機能・肝機能障害がある方
・妊娠中または授乳中の方
・18歳未満の未成年の方
なお、上記に該当する場合には、当院ではマンジャロの処方を行っておりません。予めご了承ください。
マンジャロの打ち方・使い方
マンジャロ皮下注は、患者さまご自身で週に1回注射するタイプの医療用医薬品です。
当院では、安全かつ確実に自己注射ができるよう、医師や看護師が丁寧にご説明・サポートいたします。また、自己注射が不安な方は、看護師による注射も可能です。
こちらでは、注射の基本的な打ち方と注意点についてご紹介いたします。
注射する部位
マンジャロの注射は、腹部(おへそから指2本分以上離れた範囲)や太ももの皮膚のすぐ下(皮下)に行います。
毎回同じ場所に注射を続けると、皮膚が硬くなったり、しこりができたりする恐れがあるため、注射のたびに部位を少しずつずらすことが推奨されます。
注射のタイミング
- 週に1回、できるだけ同じ曜日・同じ時間帯に注射することが推奨されています。
- 食事の有無にかかわらず、ご都合のよいタイミングで注射していただけます。
毎週の注射を習慣化することで、より安定した効果が期待できます。
打ち忘れた場合の対応
万が一、注射を忘れてしまった場合は、次のようにご対応ください。
- 次回の予定日まで72時間以上ある場合:気づいた時点で注射してください。
- 次回の予定日まで72時間未満の場合:その回はスキップし、次の予定日に通常通り注射してください。
なお、頻繁な打ち忘れは効果に影響を与える可能性がありますので、不安な点があれば医師へご相談ください。
打ち方の手順
マンジャロは、ボタン操作で薬液が自動注入されるプレフィルド型の自己注射製剤です。
以下は基本的な手順です。(実際の使用にあたっては、診察時に詳しくご説明いたします)
- 手を洗って消毒する: 注射前には、まず石けんと流水で手をよく洗い、清潔な状態で行いましょう。
- 注射部位を消毒する: 腹部や大腿部などの注射予定部位を、アルコール綿などでやさしく消毒します。
- 安全キャップを外す: 注射器のキャップをまっすぐに引っ張って取り外します。
- 注射部位に垂直に当てる: 注射器の先端をしっかり密着させ、垂直に構えます。
- ロックを解除する: 緑色の目印をロック解除方向に回します。
- 注入ボタンを押す: ボタンをしっかり押すと、自動的に針が刺さり、薬液の注入が開始されます。
- 注入完了を確認する: 2回目の「カチッ」という音が聞こえたら針が収納され、注射は完了です。
- 使用済み注射器の廃棄: 安全のため針を再利用せず、指示された方法で廃棄してください。
マンジャロ皮下注は痛い?
「注射」と聞くと痛みを心配される方も多いですが、実際には、激しい痛みを感じることは少なく、軽いチクッとした刺激や一瞬の圧迫感程度で済むケースが多いとされています。
痛みの感じ方には個人差があるため、「ほとんど気にならなかった」という方もいれば、「やや刺激を感じた」とおっしゃる方もいます。
ただし、以下のようなポイントを意識することで、痛みを和らげることができる場合があります。
痛みを軽減するためのポイント5つ
- 針が非常に細い
- マンジャロの注射針は極細に設計されており、皮膚に与える刺激が少ないことが特徴です。
- 薬液は室温に戻してから使用
- 冷えた薬液を注射すると、注入時に痛みを感じやすくなります。冷蔵庫から出して30分程度置き、室温に戻してから使うのが理想的です。
- 力を抜いてリラックス
- 筋肉が緊張していると、針を刺すときの刺激を強く感じやすくなります。深呼吸をして、注射部位の力を抜いた状態で行いましょう。
- 注射部位は毎回少しずらす
- 同じ場所に繰り返し注射すると、皮膚が硬くなったり、炎症を起こして痛みの原因になることがあります。腹部や大腿部など、注射可能な範囲で部位を少しずつずらすようにしましょう。
- 消毒液が乾いてから注射
- アルコール消毒後、液が乾く前に針を刺すと、しみるような痛みを感じることがあります。注射前は、消毒液が完全に乾いたことを確認しましょう。
マンジャロをやめたらどうなる?リバウンドの可能性と対策
マンジャロをやめたらどうなるのか?という疑問に対して、最も現実的な答えは、「元の食生活や生活習慣に戻ってしまえば、体重も元に戻る可能性が高い」ということです。
マンジャロ皮下注は、あくまで体重管理をサポートする薬剤であり、服用をやめた後も生活習慣を整えないままでは、体重が再び増加する可能性があります。
なぜリバウンドが起こるのか?
マンジャロの体重減少効果は、主に次の2つの作用によるものです。
- 食欲の抑制
- 胃から腸への内容物排出を遅らせる作用(満腹感の持続)
これらの効果がある間は、自然と食事量が減ることで体重が落ちていきます。
しかし、薬を中止するとこの作用がなくなり、食欲や食事量が元に戻りやすくなるため、リバウンドのリスクが高まるのです。
リバウンドを防ぐためのポイント5つ
- 段階的な減薬と中止
- 自己判断で急にやめるのではなく、医師の指導のもとで少しずつ用量を減らすことで、体を慣らしていくことが重要です。
- 生活習慣の定着
- マンジャロを使用している期間中に、バランスの取れた食事・ゆっくり食べる習慣・適度な運動を意識し、薬をやめても継続できるライフスタイルに整えていきましょう。
- 食事記録の活用
- 毎日の食事内容を記録することで、自分の傾向や過食のきっかけを客観的に把握できます。
- 定期的な体重測定
- こまめに体重をチェックすることで、小さな増加にも早く気づき、早めの対策が可能になります。
- 専門家との相談
- リバウンドが心配な場合や、モチベーションが続かないと感じるときは、医師や管理栄養士に相談することもひとつの手です。
マンジャロはゴールではなく“きっかけ”
マンジャロは、理想の体重を保つための“魔法の薬”ではありません。
健康的な生活習慣を身につけるための「きっかけ」や「補助」と捉えることが大切です。
薬だけに頼るのではなく、ご自身で身につけた食習慣や運動習慣を継続する意識こそが、長期的な体重管理の鍵になります。
当院でのマンジャロ処方【費用・流れ】
ひよりレディースクリニック福岡博多では、肥満にお悩みの方、従来のダイエット方法で効果が得られなかった方に対して、マンジャロ皮下注によるメディカルダイエットをご提供しています。
患者様一人ひとりの健康状態やライフスタイルを考慮し、安全かつ効果的な治療計画をご提案いたします。
マンジャロ皮下注の費用
マンジャロ皮下注は、2025年7月時点では肥満治療薬としては保険適用外のため、自由診療(自費診療)としてのご案内となります。
そのため、薬剤費は全額自己負担となります。
マンジャロ2.5ml ※2本(2週間分) | 8,000円 |
---|---|
マンジャロ5ml ※2本(2週間分) | 15,400円 |
血液検査 | 3,300円 |
看護師による注射 ※必要な方のみ | 2,200円/回 |
※別途初診料2,200円、再診料1,100円を頂戴します。 ※血液検査は初回と、以降は半年に1回行います。 ※半年以内の血液検査結果をお持ちの方は、診察時にご提出ください。内容を確認し、当院での検査が不要となる場合がございます。 |
マンジャロ処方の流れ
Step1
ご予約
LINE・WEB予約、またはお電話にて、初回診察のご予約をお願いいたします。
Step2
問診・診察
医師が以下の内容を丁寧にお伺いします。
・現在の健康状態・既往歴
・服用中のお薬・アレルギーの有無
・日常の生活習慣やダイエット歴
・体重・身長・BMIの測定Step3
血液検査
安全に治療を行うために、必要な血液検査を実施いたします。肝機能・腎機能・血糖値などを確認し、医学的に治療が可能かを判断します。
Step4
ご説明とご同意
マンジャロの作用メカニズム、期待できる効果、使用方法や副作用・リスク、自由診療としての費用や継続の目安について、医師がわかりやすくご説明し、ご納得いただけた場合にのみ、同意書へご署名いただきます。
Step5
処方・注射指導
診察結果をふまえ、適切な用量を処方いたします。看護師が、ご自宅での自己注射方法を丁寧にレクチャーしますので、初めての方もご安心ください。なお、自己注射が不安な方には、看護師による注射(2,200円/1回)も承ります。
Step6
定期診察とフォローアップ
治療開始後は、月に1回程度の診察をおすすめしております。効果や副作用の有無を確認しながら、用量調整や生活習慣のアドバイスを行ってまいります。
マンジャロをご検討中の方へ
ひよりレディースクリニック福岡博多では、女性の健康をトータルで支えることを目指し、医師の管理のもとで行う“メディカルダイエット”をご提供しています。
当院で取り扱うマンジャロ皮下注は、2型糖尿病治療薬として承認されている医薬品です。
肥満症や体重管理を目的とした使用は適応外となりますが、医師が医学的に必要と判断した場合に、自由診療としてご案内しています。
当院では、無理のないペースで継続できるよう、医学的な根拠に基づき、患者さま一人ひとりに寄り添ったご提案を大切にしています。
「ダイエットが続かない」「医療の力も借りながら健康的に体重を管理したい」そんな思いをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
マンジャロのよくあるご質問
マンジャロは痩せ薬ですか?
いいえ、「痩せ薬」ではなく、糖尿病治療薬として開発された医薬品です。体重減少作用が注目され、肥満症への応用が研究されていますが、日本では肥満治療薬としては承認されていません。当院では、医師が医学的に必要と判断した場合に限り、自由診療としてご案内しています。あくまで、健康的な生活習慣を身につけるための「補助的な手段」とお考えください。
マンジャロでどのくらい体重が減りますか?
体重の変化には個人差があります。当院のスタッフが使用した体験談としては、1か月の使用で3~8kgほど減少が見られました。臨床試験では、元の体重の15〜20%程度の減少が報告された例もあります。実際の効果は、体質・生活習慣・食事・運動のバランスなどによって大きく異なります。
途中でやめるとリバウンドしますか?
生活習慣が元に戻れば、リバウンドの可能性があります。マンジャロの服用を中止すると、食欲抑制作用が弱まるため、以前と同じ食生活に戻ることで体重も戻りやすくなります。マンジャロの使用中に、健康的な食事や運動習慣をしっかり身につけておくことが、リバウンド防止の鍵です。
副作用が出たらどうすればいいですか?
まずは、症状の程度を確認し、気になる場合は当院までご相談ください。よくある副作用としては、吐き気・下痢・腹部の不快感などの消化器症状があります。軽度であれば様子を見ることもありますが、症状が強い・長引く場合は受診が必要です。特に、激しい腹痛・黄疸・息切れ・発疹などの異変があれば、すぐに医療機関を受診してください。
マンジャロを使用中にお酒を飲んでもいいですか?
少量であれば可能ですが、過度な飲酒は控えましょう。アルコールは高カロリーであり、血糖値や食欲に影響を与える可能性があるため、ダイエットや血糖管理の妨げになることがあります。不安な場合は、医師にご相談ください。