妊娠週数の数え方と計算方法【自動計算カレンダー有】
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監修者|橋田修医師
ひよりレディースクリニック福岡博多院長
産婦人科専門医

妊娠週数は、健診の時期や出産予定日を決める大切な基準です。
本記事では、妊娠週数をすぐに確認できる自動計算カレンダーに加えて、週数の数え方や妊娠月数との違い、目安一覧表をご紹介します。
妊娠検査薬で陽性反応が出た方は、ぜひご参考になさってください。
目次
妊娠週数の自動計算カレンダー
妊娠週数は推定
です
妊娠週数とは?なぜ大切?

妊娠週数とは、妊娠がどれくらい進んでいるかを示す大切な基準です。
妊婦健診のスケジュールや、赤ちゃんの発育確認、出産予定日の計算など、すべてが妊娠週数をもとに決められます。
妊娠検査薬で陽性を確認された方の中には、待ち望んだ妊娠に喜びを感じている方もいれば、予想外の妊娠に戸惑っている方もいらっしゃるでしょう。
どちらの場合でも、まず「現在の妊娠週数」を正しく知ることが大切です。
週数を把握することで、必要な健診の時期や体調変化の目安がわかり、今後の行動を考えるための大切な手がかりとなります。
妊娠週数の数え方(最終月経から)
妊娠週数は「最後に生理が来た日(最終月経日)」を0週0日として数え始めます。
実際に妊娠するのは排卵・受精のタイミングですが、その日は人によって大きく変わるため、正確に特定することができません。
そのため、誰にでもわかりやすい「最終月経の開始日」を基準にするのです。
妊娠がわかるころ(妊娠検査薬で陽性が出るころ、次の生理予定日を過ぎたころ)=妊娠4〜5週に入っていることが多い、というわけです。
例:最終月経日が4月1日だった場合、5月10日は妊娠5週4日と推測されます。妊娠週数は「妊娠○週○日」と表記し、7日ごとに1週ずつ進んでいきます。
妊娠月数・週数の目安一覧表
妊娠月数 | 妊娠週数 | 特徴 |
---|---|---|
妊娠1か月 | 0〜3週 | 排卵・受精の時期。まだ妊娠に気づかないことが多い |
妊娠2か月 | 4〜7週 | 妊娠検査薬で陽性反応。胎嚢(赤ちゃんの袋)が見え始める |
妊娠3か月 | 8〜11週 | 心拍が確認できる時期。つわりが強く出る方も |
妊娠4か月 | 12〜15週 | 安定期に入り、流産リスクが下がる |
妊娠5か月 | 16〜19週 | おなかのふくらみが目立ち始め、胎動を感じる方も |
妊娠6か月 | 20〜23週 | 胎児の動きが活発に。妊娠中期健診が行われる |
妊娠7か月 | 24〜27週 | 早産リスクに注意が必要。切迫早産に備えた指導も |
妊娠8か月 | 28〜31週 | 胎児の成長が著しく、子宮もさらに大きくなる |
妊娠9か月 | 32〜35週 | 出産に向けて身体が準備を始める。おなかの張りが増える |
妊娠10か月 | 36〜39週 | 正期産に入る時期。お産がいつ始まってもおかしくない |
妊娠検査薬で陽性が出たら婦人科受診を
妊娠検査薬で陽性反応が出たら、できるだけ早めに婦人科を受診しましょう。
妊娠週数は最終月経日から計算しますが、正確に確定するためには超音波検査で胎嚢の大きさを確認することが必要です。
また、子宮内で妊娠が成立しているか(子宮外妊娠ではないか)を確認することも大切です。
妊娠が順調に進んでいるかを確かめ、必要に応じて血液検査や健診スケジュールについて医師から説明を受けることができます。
妊娠を希望していた方にとっては、ご本人と赤ちゃんの健康を守る第一歩となり、予期せぬ妊娠で戸惑っている方にとっては、今後の選択肢を考えるために正しい情報を得ることにつながります。
ひよりレディースクリニック福岡博多では、超音波検査・尿検査・血液検査にて、妊娠の確認を行っています。ぜひお気軽にご相談ください。