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葉酸サプリが​妊活・妊娠中に​おすすめされる​理由

更新日:

葉酸サプリが妊活・妊娠中におすすめされる理由?ひよりレディースクリニック福岡博多

監修者|橋田修医師

ひよりレディースクリニック福岡博多院長

日本専門医機構認定産婦人科専門医
母体保護法指定医

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ブライダルチェックを受ける方や、妊活を検討中の患者さまから、「葉酸サプリは飲んだ方が良いですか?」とご相談をいただくことがあります。

葉酸は、妊娠中だけでなく、妊娠前から意識して摂りたい大切な栄養素です。

その背景には、赤ちゃんの神経管閉鎖障害の予防との関係があります。

本記事では、葉酸サプリが妊活中や妊娠中におすすめされる理由について、海外論文をもとに、産婦人科専門医の視点からわかりやすく解説します。

参考:神経管閉鎖障害を予防するための葉酸サプリメント摂取|米国予防医学専門委員会(USPSTF)のための最新エビデンス報告およびシステマティックレビュー

目次

葉酸サプリが推奨される理由

神経管閉鎖障害とは?

神経管閉鎖障害(Neural Tube Defects:NTD)とは、妊娠の極めて初期である受精後28日(最終月経から6週頃)に、赤ちゃんの脳や脊髄のもととなる神経管が正常に閉じないことで生じる先天性の疾患です。

この神経管は妊娠ごく初期に形成される重要な組織であり、閉鎖がうまくいかない場合には、発育や身体の機能に影響が生じることがあります。

代表的な疾患として、脊髄が外側に露出する二分脊椎(脊椎披裂)や、脳が十分に形成されない無脳症があります。

二分脊椎では、下半身の動きや排尿・排便の機能に影響がみられることがあり、経過によっては医療的なサポートが必要となる場合もあります。

また、無脳症は出生後の生存が難しい状態とされています。

神経管閉鎖障害は出生異常の中でも一定の頻度でみられる疾患であり、妊娠前からの予防が重要と考えられています。

※ただし、葉酸サプリを服用していない方すべてに発症するわけではなく、さまざまな要因が関与するとされています。

なぜ妊娠に気づく前から葉酸が重要なの?

なぜ妊娠に気づく前から葉酸が重要なの?

葉酸が妊娠前から重要とされる理由は、赤ちゃんの神経管が非常に早い段階で形成されるためです。

神経管の閉鎖は、受精後およそ28日以内に完了するとされており、この時期は多くの場合、生理の遅れに気づく前や、妊娠検査薬で陽性が確認される前にあたります。

そのため、妊娠がわかってから葉酸の摂取を開始した場合、神経管の形成に関わる時期に、体内の葉酸量が十分でない可能性があります。

また、葉酸は摂取してすぐに体内で十分な状態になるわけではなく、継続的に取り入れることで、赤血球中の葉酸濃度が徐々に高まっていきます。

米国で医療ガイドラインの根拠となった公的な研究報告では、1日0.4mgの葉酸補充により、神経管閉鎖障害の予防に関連する赤血球葉酸濃度に3〜6カ月程度で到達するとされています。

こうした背景から、妊娠を希望される場合には、妊娠前から葉酸の補充を意識することが重要と考えられています。

葉酸は食事だけでは補いにくい理由

葉酸が含まれる食べ物の例

葉酸は、ほうれん草・ブロッコリー・枝豆・レバーなど、日常の食品にも多く含まれており、基本的には食事から摂取することが大切です。

しかし、妊娠前後に必要とされる量を、日々の食事だけで安定して確保することにはいくつかの課題があります。

まず、食品に含まれる葉酸(食事性葉酸)は、サプリメントに含まれる合成葉酸と比べて体内での吸収率がやや低いことが知られています。

また、葉酸は水に溶けやすく熱に弱い性質があるため、調理の過程で失われやすいという特徴もあります。

さらに、必要量を食事のみで満たそうとすると、葉酸を多く含む食品を毎日意識して摂り続ける必要があり、生活スタイルによっては継続が難しい場合もあります。

特に、外食が多い方や食事のリズムが不規則な方では、摂取量にばらつきが出やすくなります。

こうした背景から、多くの国際的なガイドラインでは、食事からの摂取を基本としつつ、妊活中や妊娠中にはサプリメントによる補充を併用することが推奨されています。

最新の研究では葉酸サプリはどう評価されている?

最新の研究では葉酸サプリはどう評価されている?

JAMA掲載論文から見る葉酸補充の有効性と安全性

近年、葉酸補充の有効性と安全性について、複数の研究を統合して評価した大規模な論文が報告されています。

2023年には、米国の主要医学誌であるJAMAに、葉酸補充に関するシステマティックレビューが掲載されました。

本論文は、米国予防サービス専門委員会(USPSTF)の勧告の根拠となる資料としてまとめられたものであり、信頼性の高い医学的根拠として位置づけられています。

USPSTFは米国政府の支援を受けた独立した専門家委員会で、その勧告は世界的にも広く参照されています。

本論文では、2015年から2021年に発表された研究を対象に、約124万人分のデータが解析されています。

対象となった研究は、観察研究やコホート研究、ケースコントロール研究などで構成されており、実臨床に近いデータが多く含まれている点が特徴です。

また、ノルウェー、日本、米国、カナダなど、葉酸の食品添加政策が異なる国々のデータが含まれており、国際的な視点から葉酸補充の有効性と安全性が検討されています。

論文から見る葉酸摂取で期待される予防効果

今回のJAMA論文の重要な点は、葉酸サプリメントの予防効果について、複数の国・複数の時代にわたる大規模データをもとに、改めて検証している点にあります。

その結果、葉酸補充は神経管閉鎖障害のリスク低減に寄与することが、現在のエビデンスにおいても一貫して支持されています。

葉酸と神経管閉鎖障害の関係は、1991年に英国MRC(医学研究評議会)のランダム化比較試験によって初めて明確に示されました。

今回のレビューは、それ以降30年以上にわたって蓄積されてきた研究結果を整理し、「現時点での到達点」を示したものといえます。

ノルウェーのコホート研究から見えること

本論文の中でも注目されるのが、ノルウェーで行われた大規模コホート研究です。

対象者数は約89万6,000人にのぼり、1999年から2013年までの長期データをもとに解析されています。

ノルウェーは、米国やカナダのように小麦粉などへの葉酸の強制添加を行っていない国です。

そのため、日常の食事から意図せず葉酸を摂取している影響を受けにくく、サプリメント補充そのものの効果を評価しやすいという特徴があります。

この研究で特徴的なのは、14年間のデータを前半(1999〜2005年)と後半(2006〜2013年)の2期間に分けて解析している点です。

前半期は、葉酸補充の推奨が始まったばかりで、実際にサプリメントを摂取している女性の割合はまだ低い状態でした。

この時期には、NTDリスク低減について明確な差は認められていません。

一方、葉酸の推奨が社会に浸透し、補充を実践する女性の割合が高まった後半期になると、状況は変化します。

妊娠前のみ補充した群で約46%のリスク低下(相対リスク0.54)、妊娠中のみ補充した群で約38%低下(0.62)、妊娠前後に継続した群では約51%低下(0.49)と、リスク低減が示されました。

この結果からは、葉酸補充の効果は「知っているかどうか」だけでなく、「実際に継続して摂取できているかどうか」によって左右される可能性が示唆されます。

また、妊娠前から継続して補充している場合に、より大きなリスク低減がみられる点も重要です。

日本のデータからわかること

本論文には、日本の全国コホートデータ(環境省「子どもの健康と環境に関する全国調査」:エコチル調査)も含まれています。

この研究では、妊娠前から葉酸補充を行っていた女性と、妊娠確認後に開始した女性、またはまったく摂取していなかった女性を比較しています。

その結果、妊娠前から補充していた群では、神経管閉鎖障害のリスクが低下する傾向が認められました。(調整オッズ比0.62)

ただし、この結果は統計的有意差には至っていません。
その背景として、いくつかの要因が考えられます。

一つは、神経管閉鎖障害自体の発生頻度が高くないため、効果を明確に検出するには非常に大規模な症例数が必要となる点です。

もう一つは、日本では食品への葉酸強制添加が行われていないことから、集団全体の葉酸摂取量にばらつきが生じやすく、解析結果に影響した可能性です。

なお、「有意差が認められなかった」という結果は、「効果がない」ことを意味するものではありません。

リスク低下の傾向が示されている点は、他国の研究結果とも方向性が一致しています。

むしろ日本において重要なのは、食品への葉酸強制添加が実施されていない点です。

米国やカナダでは、小麦粉などの主食に葉酸が添加されており、日常の食事から一定量を摂取できる環境が整っています。

一方、日本ではそのような仕組みがなく、食事のみで十分な葉酸を安定して摂取することが難しい場合があります。

こうした背景を踏まえると、日本に暮らす女性にとっては、サプリメントによる意識的な葉酸補充の重要性はより高いと考えられます。

安全性について現在わかっていること

葉酸サプリメントについては、「多胎妊娠が増えるのではないか」「子どもの自閉症リスクに影響するのではないか」「母体のがんリスクと関係があるのではないか」といったご質問をいただくことがあります。

2023年にJAMAに掲載された論文では、これらの点についても検討が行われています。

その結果、多胎妊娠(双胎など)、自閉症スペクトラム障害、母体のがんについて、葉酸補充との統計学的に有意な関連は認められませんでした。

ただし、この結果は「まったく心配がない」と断定するものではなく、現時点のエビデンスにおいて有害性を示す明確なデータは確認されていない、という意味になります。

特に自閉症との関係については、リスク低下を示唆する報告と差が認められないとする報告の両方があり、現時点では一定の見解は定まっておらず、今後の研究の蓄積が待たれています。

葉酸はいつからいつまで飲めばよい?

妊娠前から葉酸を摂取すべき理由

葉酸補充のタイミングを考えるうえで、まず押さえておきたいのが神経管の形成時期です。

赤ちゃんの脳や脊髄のもととなる神経管は、受精後およそ28日で閉鎖が完了します。

これは最終月経から数えると6週頃にあたる時期であり、多くの場合、生理の遅れに気づく前後、あるいは妊娠検査薬で陽性を確認するよりも前の段階にあたります。

そのため、「妊娠がわかってから葉酸を飲み始めよう」と考えた場合、神経管が形成される重要な時期に、体内の葉酸量が十分でない可能性があります。

また、葉酸は摂取してすぐに体内で十分な状態になるわけではありません。

前述のとおり、予防に関連する赤血球葉酸濃度に達するまでには、1日400μgの補充を継続して数か月程度かかるとされています。

これは、赤血球の寿命がおよそ120日(約4か月)であることと関係しており、赤血球が入れ替わる過程で葉酸が徐々に蓄積されていくためです。

こうした理由から、多くの国際的なガイドラインでは、妊娠を希望する場合には少なくとも1〜3か月前、可能であればそれよりも早い段階から葉酸補充を開始することが推奨されています。

妊活を始めるタイミングで葉酸サプリメントを取り入れることで、妊娠成立時に必要な状態を整えやすくなります。

さらに、「すべての妊娠が計画どおりに進むわけではない」という点も重要です。

予期せず妊娠が成立した場合には、葉酸補充を開始していないまま、すでに神経管の形成期を過ぎている可能性があります。

このような背景から、国際的な予防医学の観点では、妊娠を計画しているかどうかにかかわらず、妊娠可能な年齢の女性が日常的に適切な量の葉酸を摂取しておくことの重要性が指摘されています。

葉酸補充は「妊活を始めてから取り入れるもの」というよりも、妊娠の可能性がある時期には、日常的に意識して取り入れていくことが、より確実な予防につながると考えられています。

葉酸はいつまで摂取すればよいか

葉酸補充の終了時期についても、よくご質問をいただきます。
一般的に、多くのガイドラインでは、少なくとも妊娠12週頃までの継続が推奨されています。

妊娠12週は妊娠初期の終わりにあたり、胎児の主要な器官形成がひと段落する時期です。

神経管の閉鎖という観点では、妊娠初期の早い段階が特に重要ですが、葉酸はその後も細胞分裂やDNA合成に関与するため、初期を通じた継続的な摂取に意義があります。

また、妊娠中期以降に葉酸を摂取することも問題はありません。

中期以降は赤ちゃんの身体が急速に成長し、細胞分裂が活発に行われる時期であるため、DNA合成を支える葉酸の需要も引き続き高い状態が続きます。

そのため、赤ちゃんの発育を支える栄養素として、継続して取り入れる方も多くいらっしゃいます。

妊娠がわかってからでは遅い?

「妊娠してから飲んでも意味はあるのだろうか?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

結論から申し上げると、妊娠がわかってから葉酸を摂取し始めることが、まったく意味がないというわけではありません。

前述のとおり、妊娠中期以降も葉酸は胎児の発育や細胞分裂、DNA合成に関わる栄養素であり、気づいた時点から摂取を始めることにも一定の意義があります。

一方で、神経管閉鎖障害の予防という観点では、妊娠が確認できる時期には神経管の形成がすでに完了しているか、完了に近い状態であることが多いです。

妊娠検査薬で陽性を確認できるのは、一般的に受精後3〜4週頃以降であり、神経管が閉鎖する受精後約28日という時期と重なります。

そのため、神経管閉鎖障害の予防を目的とした葉酸補充は、妊娠がわかってから始めるのでは間に合わない可能性があります。

ただし、「知らなかった」「飲んでいなかった」という場合でも、必要以上に不安になる必要はありません。

神経管閉鎖障害の発症には葉酸以外の要因も関与しており、葉酸補充をしていなかったからといって必ず発症するわけではありません。

葉酸は一日どれくらい必要?

一般的に推奨される摂取量

USPSTFおよびWHOをはじめとする国際的なガイドラインでは、妊娠を計画している方や妊娠可能な年齢の方に対して、1日400〜800μg(0.4〜0.8mg)の葉酸補充が推奨されています。

日本の厚生労働省も同様に、妊娠を希望する女性に対して1日400μgの葉酸サプリメントの摂取を推奨しており、妊娠前から妊娠初期(12週頃まで)の継続的な摂取が重要とされています。

ただし、これらは「一般的なリスクの方」に対する目安です。

以下に該当する方は、必要とされる摂取量が異なる場合があるため、主治医または担当医へご確認ください。

これらの方では、高用量の摂取が推奨される場合があります。

サプリメントと食事の考え方

葉酸の補充は、サプリメントだけで完結するものではなく、日々の食事と組み合わせて考えることが大切です。

ほうれん草・ブロッコリー・アスパラガス・枝豆・レンズ豆・いちごなど、葉酸を多く含む食品を日常的に取り入れることは、葉酸に限らず、妊娠前後の栄養バランス全体を整えるうえでも重要です。

サプリメントは、食事だけでは補いきれない分を補助する手段として活用するものであり、基本は食事からの摂取を大切にすることが望ましいとされています。

当院でも、サプリメントと食事のバランスを意識した取り入れ方をご案内しています。

過剰摂取に関する注意点

葉酸は水溶性ビタミンであり、余分に摂取された分は尿中に排泄されるため、一般的な範囲での摂取においては安全性の高い栄養素とされています。

一方で、過剰な摂取については、いくつか注意しておきたい点があります。

ビタミンB12欠乏の発見が遅れるリスク

合成葉酸として1,000μg/日以上を継続して摂取した場合、ビタミンB12欠乏によって起こる貧血(巨赤芽球性貧血)が一時的に改善されることがあります。

その結果、本来同時に進行している可能性のある神経障害(脊髄変性など)の発見が遅れるリスクが指摘されています。

これが、上限量(1,000μg/日)が設けられている主な理由の一つです。

葉酸の代謝には個人差がある

遺伝的な体質により、葉酸を体内で利用しやすい形に変換する酵素(MTHFR)の働きには個人差があることが知られています。

この酵素の働きが低いタイプの方では、合成葉酸が十分に代謝されず、未代謝の葉酸(UMFA)が血中に蓄積する可能性があります。

この蓄積による影響については、現時点では研究段階の部分もありますが、体質が気になる場合には、活性型葉酸(5-メチルテトラヒドロ葉酸:5-MTHF)を含む製品が検討されることもあります。

ただし、自己判断で製品を選択するのではなく、医師に相談のうえで検討することが大切です。

葉酸は神経管閉鎖障害の予防に重要な栄養素ですが、「多く摂ればより効果が高まる」というものではありません。
推奨される量を無理なく継続することが、基本となります。

産婦人科専門医の視点で伝えたいこと

葉酸は「赤ちゃんのため」だけではない

葉酸は、DNA合成や細胞分裂、アミノ酸代謝に関わる栄養素であり、妊娠中に限らず重要な役割を担っています。

赤血球の正常な産生にも必要なため、不足すると貧血(巨赤芽球性貧血)を引き起こすことがあります。

また、葉酸はホモシステインという物質の代謝にも関与しており、不足すると血中のホモシステイン濃度が上昇し、血管への負担につながる可能性が指摘されています。

このように、葉酸は神経管閉鎖障害の予防だけでなく、身体全体の健康維持にも関わる栄養素です。

妊活中の女性にとっては、妊娠に備えるだけでなく、ご自身の健康を整えるという観点からも意義のある栄養素といえます。

葉酸を妊娠準備の一環として考える

産婦人科専門医の立場からお伝えしたいのは、葉酸サプリメントを「とりあえず飲んでおけばよい健康食品」としてではなく、妊娠前の身体づくりの一環として捉えることが大切であるという点です。

妊娠に向けた準備には、葉酸の補充だけでなく、以下のような観点も含まれます。

内服薬の確認

てんかん、精神科疾患、自己免疫疾患などで使用されている薬の中には、葉酸の働きに影響を与えるものや、胎児への影響が懸念されるものがあります。
妊娠を希望される場合には、現在の内服薬について主治医へ相談することが重要です。

基礎疾患の管理

甲状腺疾患、糖尿病、高血圧、自己免疫疾患などがある方は、妊娠前から適切にコントロールしておくことが、母体と赤ちゃんの健康にとって重要です。

生活習慣の見直し

喫煙、過度な飲酒、極端な体重の増減などは、妊娠の成立や経過に影響を与える可能性があります。

葉酸サプリメントの選択は、こうした妊娠準備全体の入口の一つといえます。

当院では、ブライダルチェックなどの妊活のご相談の際に、このような総合的な視点からご案内しています。

サプリ選びより継続できることが大切

「どのサプリメントが良いですか?」というご質問をいただくことがありますが、産婦人科専門医として最も重視しているのは、継続して摂取できるかどうかです。

どれほど品質の高い製品であっても、飲み忘れが続いたり、途中で中断してしまった場合には、十分な効果は期待しにくくなります。

当院では、ご相談内容や目的に応じて、医療機関専用サプリメントであるbaby&meの葉酸単体サプリメント、または葉酸をはじめとするビタミン・ミネラルをバランスよく配合したウィメンズマルチなどをご案内しています。

いずれも、品質管理や配合量、体内での利用効率に配慮して設計されています。

「葉酸のみを補いたい方」には単体の葉酸サプリメントを、「鉄・ビタミンD・オメガ3などもあわせて補いたい方」にはウィメンズマルチが適しています。

サプリメントの選択は、ご自身の食生活や体調に合わせて検討することが大切です。気になる点がある場合は、医師にご相談ください。

Reservation

ひよりレディースクリニック福岡博多は、24時間365日即時予約を承ります。

よくあるご質問

葉酸は妊娠していなくても飲んでよいですか?

はい、問題ありません。葉酸は妊娠中に限らず身体に必要な栄養素であり、生理のある年代の女性では、不足しやすい傾向があります。特に妊娠を希望されている方は、妊娠成立前からの摂取が推奨されています。また、妊娠の予定がない場合でも、推奨量(1日400μg程度)であれば身体への負担は少なく、健康維持の観点から取り入れることも可能です。

葉酸は食事だけでは足りませんか?

食事だけで必要な量を安定して確保することは、難しい場合があります。食品に含まれる葉酸は加熱調理によって失われやすく、サプリメントに含まれる合成葉酸と比べて吸収率もやや低い傾向があります。そのため、バランスの良い食事を基本としながら、妊活中や妊娠初期には、サプリメントによる補充を組み合わせることが、多くのガイドラインで推奨されています。

葉酸サプリなら何でも同じですか?

サプリメントによって、葉酸の形態(合成葉酸か活性型葉酸か)や配合量、他の栄養素との組み合わせ、品質管理の方法などが異なります。ドラッグストアなどで購入できる製品にも適切なものはありますが、医療機関専用サプリメントは、品質管理や配合設計に関する情報が明確に示されている点で、一定の安心感があります。選び方に迷われる場合は、受診時にご相談ください。

飲み忘れた日はどうすればよいですか?

1日分を飲み忘れた場合でも、翌日に2日分をまとめて摂取する必要はありません。気づいた時点から通常の量に戻し、そのまま継続していただくことが大切です。葉酸は日々の積み重ねが重要な栄養素ですが、1日の飲み忘れが大きな問題になることはほとんどありません。過度に心配する必要はありませんので、安心して継続してください。また、「飲み忘れが続いてしまう」と感じる場合には、食事や歯磨き、スマートフォンの通知など、日常の習慣と組み合わせてタイミングを決めておくと続けやすくなります。

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