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カンジダ膣炎の​性交渉は​いつから?​再開の​目安と​再発予防

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カンジダ膣炎の性交渉はいつから?再開の目安と再発予防|ひよりレディースクリニック福岡博多

監修者|橋田修医師

本記事は、ひよりレディースクリニック福岡博多の院長で、日本専門医機構認定産婦人科専門医・母体保護法指定医の橋田修医師が監修しています。(2026年9月時点)

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カンジダ膣炎の治療中に症状が落ち着いてくると、
「もう性交渉をしても大丈夫なのか」
「まだ控えたほうがよいのか」
と、再開のタイミングに迷う方もいらっしゃいます。

症状が改善したように感じても、治療が十分に終わっていない段階で性交渉を再開すると、症状の悪化や再発につながることがあります。

本記事では、カンジダ膣炎後に性交渉を再開できる目安や、治療中に控えたほうがよい理由、パートナーへの影響、再発を防ぐための対策について、産婦人科専門医がわかりやすく解説します。

目次

カンジダ膣炎後の性交渉は治療終了と症状消失が目安

カンジダ膣炎後の性交渉は治療終了と症状消失が目安

カンジダ膣炎後に性交渉を再開する目安は、「処方薬による治療が終了していること」と、「かゆみやおりものの異常などの症状が完全になくなったこと」の2点です。

回復までの期間は治療開始から7〜14日程度が目安ですが、個人差があります。

「何日経過したか」という日数よりも、治療が終了しているか・症状が残っていないかを確認することが大切です。

現在の状態性交渉の目安
腟錠や塗り薬を使用している治療が終わるまで控える
症状は改善したが、治療が終わっていない治療が終わるまで控える
治療は終わったが、かゆみや痛みが残っている症状がなくなるまで控え、必要に応じて受診する
治療が終わり、症状もなくなっている再開を検討する

カンジダ膣炎の治療を終えて、症状がなくなっていれば、一般的には性交渉を再開できます。

ただし、外陰部に強い炎症や傷・腫れ・ただれがあった場合は、症状が改善した後も、粘膜が刺激に敏感な状態になっていることがあります。

再開時に痛みやヒリつきがある場合は無理をせず、性交渉を控えて様子を見ましょう。

症状が続く場合は、婦人科へご相談ください。

カンジダ膣炎の治療中に性交渉を控えるべき理由4つ

カンジダ膣炎の治療中に性交渉を控えるべき理由4つ

①摩擦によって症状が悪化する可能性があるため

カンジダ膣炎を発症しているときは、腟や外陰部の粘膜に炎症が起きています。

その状態で性交渉をすると、摩擦による刺激が加わり、かゆみ・痛み・腫れ・ヒリつきなどの症状が強くなることがあります。

また、炎症が強い場合は、外陰部の皮膚や粘膜に小さな傷ができていることもあります。

治りかけている部分に刺激が加わると、傷が悪化したり、症状が長引いたりする可能性があります。

コンドームを使用していても、性交渉による摩擦を完全になくすことはできません。

ご自身の身体をいたわり、症状の回復を妨げないためにも、治療中は性交渉を控えることが大切です。

②腟錠の効果が十分に得られない可能性があるため

腟錠は、腟内で溶けて有効成分が広がり、増えすぎたカンジダを抑える薬です。

治療中に性交渉をすると、溶けた薬が腟外へ出たり、腟内に十分に行き渡らなくなったりする可能性があります。

その結果、治療効果が十分に得られず、症状が長引くことも考えられます。

また、薬の成分がパートナーの性器などに付着すると、皮膚や粘膜への刺激につながる場合もあります。

「腟錠を入れてから数時間経過していれば大丈夫」という明確な判断基準はありません。

かゆみやおりものの異常が軽くなっていても、腟錠を使用している間は性交渉を控え、医師から指示された期間の治療を最後まで続けましょう。

③コンドームの避妊効果が低下する可能性があるため

一部の抗真菌薬の腟剤やクリームには、油性の基剤が使用されています。

基剤とは、薬の有効成分を保ち、使用しやすい状態にするための成分です。

こうした油性の成分がラテックス製のコンドームに触れると、素材が劣化し、破れやすくなる可能性があります。

コンドームが破損すると、意図しない妊娠を防ぐ効果だけではなく、クラミジアや淋菌などの性感染症を予防する効果も十分に得られなくなります。

ただし、すべての抗真菌薬がコンドームに影響するわけではありません。

薬の種類や成分によって異なるため、使用している薬の添付文書を確認するか、医師・薬剤師へご相談ください。

この点は、米国疾病予防管理センターの外陰腟カンジダ症診療指針でも注意喚起されています。

④まれにパートナーにも症状が現れるため

頻度は高くありませんが、性交渉をきっかけにパートナーの性器へカンジダが付着し、赤み・かゆみ・ヒリつきなどの症状が現れることがあります。

治療中に性交渉を控えることは、患者さまご自身の回復を優先するだけではなく、こうした症状が生じる可能性を減らすことにもつながります。

カンジダ膣炎は性感染症ではない

カンジダ膣炎は、一般的な性感染症には分類されません。

性交渉によって外部からカンジダに感染して発症するというよりも、もともと身体に存在しているカンジダが、腟内環境や免疫状態の変化などによって増殖することで発症するケースが多いです。

カンジダは、もともと身体に存在する菌

カンジダは、真菌(しんきん)と呼ばれるカビの仲間です。

カンジダ膣炎の原因としては、「カンジダ・アルビカンス」という種類が多くを占めます。

カンジダは、健康な女性の腟内や皮膚、口腔内、消化管などにも存在することがあります。

このように、健康な状態でも身体に存在している微生物を「常在菌」といいます。

そのため、検査でカンジダが見つかったとしても、かゆみ・痛み・おりものの異常などの症状がなければ、必ずしも治療が必要になるわけではありません。

米国疾病予防管理センターの外陰腟カンジダ症診療指針によると、症状のない女性の約10〜20%で、腟内にカンジダなどの酵母が存在するとされています。

通常、カンジダはほかの常在菌と共存しています。

しかし、何らかの影響で腟内の細菌バランスや身体の抵抗力が変化すると、カンジダが増殖し、かゆみ・赤み・ヒリつき・おりものの異常などを引き起こすことがあります。

カンジダが増殖しやすくなる要因として、次のようなものが挙げられます。

疲労・睡眠不足・ストレスが続き、体調を崩している時期に発症したと感じる患者さまもいらっしゃいます。

ただし、これらが直接的な原因とは限らず、カンジダが増殖したきっかけを特定できないことも珍しくありません。

性交渉が発症のきっかけになることはある

カンジダ膣炎は一般的な性感染症ではありませんが、性交渉とまったく関係がないわけではありません。

性交渉による摩擦で外陰部や腟の粘膜が刺激されると、それをきっかけに症状が現れたり、もともとあった症状が強くなったりする可能性があります。

また、頻度は高くありませんが、性交渉を通じてカンジダがパートナーへ移り、性器に赤み・かゆみ・刺激感などの症状を引き起こすこともあります。

ただし、「性交渉の後に症状が出たから、パートナーから感染した」「パートナーがほかの人と関係を持った」ということを意味する病気ではありません。

カンジダ膣炎は、性交渉の経験がない方にも発症することがあります。

発症したことで、ご自身やパートナーを責める必要はありません。

症状が治まったら「完治」と考えて良い?

カンジダ膣炎の治療を最後まで終え、かゆみ・痛み・おりものの異常などの症状がなくなっていれば、通常は治癒を確認するためだけに再検査を受ける必要はありません。

「治った」という状態は、腟内からカンジダを完全に取り除くことではなく、菌の過剰な増殖が抑えられ、炎症や自覚症状が治まっている状態を指します。

少量のカンジダが残っていたとしても、かゆみ・痛み・腫れ・おりものの異常などがなければ、通常は治療を続ける必要はありません。

ご自身で確認できる回復の目安

性交渉を再開して良いか迷う場合は、次のような点を確認してみてください。

これらの条件を満たしていれば、一般的には性交渉の再開を検討できる状態と考えられます。

ただし、症状が強かった場合や、外陰部に傷・ただれがあった場合は、見た目が改善した後も粘膜が刺激に敏感なことがあります。

再開時に痛みや違和感がある場合は、そのまま続けず、もう少し様子を見てください。

治療法別に見る再開タイミングの考え方

カンジダ膣炎の治療に使われる薬一覧

カンジダ膣炎の治療には、腟錠、外用薬、内服薬などが使用されます。

どの治療方法でも、「指示された治療を最後まで終えること」と「かゆみ・痛み・おりものの異常などがなくなっていること」が、性交渉を再開する際の基本的な目安です。

治療法によって、特に注意していただきたい点は次のとおりです。

治療の特徴再開を検討する際の注意点
腟錠
(数日間使用するタイプ)
処方された日数・回数に従って継続して使用するすべて使い終えるまでは、症状が軽くなっても控える
腟錠
(1回挿入するタイプ)
1回の挿入で治療するが、症状が治まるまでには時間がかかることがある挿入した日を治療終了日とせず、担当医の説明に従う
外用薬
(クリーム・軟膏)
外陰部の症状に用いる。腟内の炎症には腟錠などを併用することがある指示された期間の治療を行い、外陰部のかゆみや痛みなどが治まってから再開を検討する
内服薬服用後すぐに炎症や症状が治まるとは限らない薬を飲み終えた時点だけで判断せず、症状が治まってから再開を検討する
市販薬過去に診断・治療を受け、同様の症状が再発した方が対象説明書に記載された使用期間を守り、症状が治まってから再開を検討する

以下では、それぞれの治療法について、患者さまからご質問をいただくことの多い点をご説明します。

腟錠を使用したあとに、白いかたまりや水分が出てくる場合

腟錠を使用したあとに、白いかたまりや水っぽい分泌物が出てくることがあります。

これは、溶けた薬の一部がおりものとともに排出されている可能性があり、必ずしもカンジダ膣炎が悪化していることを意味するものではありません。

ただし、強いかゆみや痛みが続いている場合や、おりものの変化が薬によるものか判断できない場合は、婦人科へご相談ください。

外用薬だけで治療が完了するとは限らない

外用薬は、主に外陰部のかゆみや炎症を抑えるために使用します。

腟内にもカンジダによる炎症が起きている場合は、外陰部に塗る薬だけでは十分に治療できないことがあります。

そのため、症状や診察結果に応じて、腟錠などと組み合わせて使用します。

処方された薬は、医師から説明された方法と期間を守って使用してください。

妊娠中や妊娠の可能性がある場合の内服薬

妊娠中や妊娠の可能性がある方は、使用できる薬が異なります。

カンジダ膣炎の内服薬が適さず、腟錠や外用薬による治療が選択される場合もあります。

妊娠中の方、妊娠の可能性がある方、妊娠を希望されている方は、薬を使用する前に必ず医師へお伝えください。

市販薬を使用する場合

カンジダ膣炎の市販薬は、過去に医療機関でカンジダ膣炎と診断され、治療を受けたことがある方の再発時に使用するものです。

初めて症状が現れた場合や、カンジダ膣炎の再発かどうか判断できない場合は、市販薬だけで対応せず、婦人科を受診してください。

また、説明書に記載された期間使用しても症状が改善しない場合や、治療後おおむね1〜2か月以内など、短期間で症状を繰り返している場合も受診が必要です。

別の病気や、通常の薬が効きにくい種類のカンジダが関係している可能性もあるため、自己判断で同じ薬を繰り返し使用しないようにしましょう。

パートナーも一緒に治療するべき?

カンジダ膣炎になったからといって、症状のないパートナーまで一緒に治療する必要はありません。

症状のないパートナーを同時に治療することで、ご自身の症状が早く改善したり、再発を防げたりするという十分な根拠は確認されていません。

繰り返しになりますが、カンジダ膣炎は一般的な性感染症とは異なり、多くの場合、もともと身体に存在しているカンジダが増殖することで発症します。

そのため、パートナーに症状がなければ、通常は検査や治療を受ける必要はありません。

ただし、性交渉をきっかけに、パートナーの性器に症状が現れることはあります。

次のような変化がみられる場合は、泌尿器科や皮膚科を受診するようお伝えください。

こうした症状がある場合は、診察のうえで抗真菌薬の塗り薬などが処方されることがあります。

ただし、性器の赤みやかゆみは、カンジダ以外の感染症や皮膚炎でも生じます。

原因に応じた治療が必要になるため、患者さまに処方された薬をパートナーへ分けることは避け、それぞれ医療機関で診察を受けてください。

カンジダ膣炎になったことを伝えたら、性病にかかったと誤解されないか不安です。

カンジダ膣炎は、もともと身体に存在するカンジダが、抗菌薬の使用やホルモン環境の変化などをきっかけに増殖して起こることが多い病気です。清潔にしていなかったから発症したわけでも、パートナーとの関係に問題があったという意味でもありません。パートナーには、「もともと身体にいる菌が増えて炎症を起こしているだけで、一般的な性感染症ではない」ことをお伝えください。そのうえで、「治療中に性交渉をすると症状が悪化する可能性があるため、治療が終わるまで待ってほしい」と説明すると、理解していただきやすいかと思います。

カンジダ膣炎の再発を防ぐために、日常でできること

カンジダ膣炎は、適切な治療を受けても再発することがあります。

日常生活の工夫だけですべての再発を防げるわけではありませんが、外陰部への刺激や蒸れを避け、症状が起こりやすいきっかけを把握することは、再発予防のために大切です。

外陰部を洗いすぎない

カンジダ膣炎を早く治したい、あるいは再発を防ぎたいという思いから、外陰部や腟内を念入りに洗う方がいらっしゃいます。

しかし、強い洗浄剤の使用や腟内の洗浄を繰り返すと、皮膚や粘膜への刺激となり、腟内環境のバランスを崩す可能性があります。

特に、腟の中まで洗う必要はありません。

腟内には、さまざまな細菌がバランスを保ちながら存在しているため、過度に洗うことで、かえって不調につながる場合があります。

外陰部は、ぬるま湯でやさしく洗いましょう。

石けんを使用する場合は、香料や刺激の少ないものを選び、少量をよく泡立ててから使用してください。

洗浄後は清潔なタオルでこすらず、やさしく押さえるようにして水分を拭き取ります。

かゆみがあるからといって強くこすったり、消毒液を使用したりすることも、粘膜への刺激となるため避けましょう。

蒸れやすい状態を避ける

カンジダは、温かく湿った環境で増殖しやすい性質があります。

そのため、デリケートゾーンが蒸れやすい状態を長時間続けないことが大切です。

日常生活では、次のような点を意識してみてください。

ただし、下着の素材や蒸れだけが、カンジダ膣炎の原因になるわけではありません。

気をつけていても再発する場合はあるため、「清潔にしていなかったから」「生活習慣が悪かったから」と、ご自身を責める必要はありません。

抗菌薬を服用するときは医師へ相談する

抗菌薬(抗生物質)は、細菌による感染症を治療するための薬です。

一方で、腟内に存在する細菌にも影響し、細菌のバランスが変化することで、カンジダが増殖しやすくなる場合があります。

抗菌薬を服用した後にカンジダ膣炎を発症したことがある方や、同じような症状を繰り返している場合は、抗菌薬を処方される際に、その経緯を医師へお伝えください。

服用中や服用後に、外陰部のかゆみ、おりものの変化、ヒリつきなどが現れた場合は、早めに婦人科へご相談ください。

ただし、感染症の治療に必要な抗菌薬を、自己判断で中止することは避けてください。

使用の継続や変更については、必ず処方した医師の指示に従いましょう。

繰り返す場合は要因をきちんと確認する

カンジダ膣炎を繰り返す場合は、日常生活の工夫だけでは改善が難しいことがあります。

背景には、血糖コントロールが不十分な糖尿病、免疫機能に関わる病気、ステロイド薬や免疫抑制薬の使用などが関係している可能性があります。

また、原因となるカンジダの種類によっては、一般的な抗真菌薬が効きにくく、治療期間の延長や薬の変更が必要になる場合もあります。

一方で、検査を行っても、明確な原因が見つからない患者さまも少なくありません。

再発したからといって、性交渉や衛生状態だけが原因であると決めつけることはできません。

治療後も症状が続く場合や、1年間に3回以上同じような症状を繰り返す場合は、自己判断で市販薬を使い続けず、婦人科へご相談ください。

診察では、症状の経過や使用している薬を確認し、必要に応じておりものの検査や、原因となるカンジダの種類を調べる検査を行います。

日本産婦人科医会も、治療後に症状が続く場合や再発を繰り返す場合には、原因となる菌の種類や薬の効き方を確認し、発症に関係する要因を検討することを示しています。

婦人科を受診したほうがよいケース

次のいずれかに当てはまる場合は、自己判断で治療を続けたり性交渉を再開したりせず、婦人科へご相談ください。

特に、発熱・下腹部痛・強いにおいのあるおりもの・性器の水疱などは、一般的なカンジダ膣炎だけでは説明できない場合があります。

例えば、細菌性腟症では、魚のようなにおいのするおりものがみられることがあります。

また、トリコモナス腟炎では、黄色や黄緑色のおりものが増える場合があります。

ほかにも、性器ヘルペス、クラミジア感染症、淋菌感染症、外陰部の皮膚炎など、似た症状を引き起こす病気は複数あります。

原因が異なれば、必要な検査や治療も異なります。

「以前と似ているから今回もカンジダだろう」と決めつけず、症状が続く場合や繰り返す場合は、性交渉を控えて婦人科を受診してください。

また、妊娠中の患者さまは、使用できる薬が通常と異なる場合があります。

市販薬や手元に残っている薬を自己判断で使用せず、産婦人科医へご相談ください。

まとめ

カンジダ膣炎になった後、性交渉を再開できるまでの日数に、一律の決まりはありません。

再開の目安は、処方された薬による治療を最後まで終え、かゆみ・痛み・赤み・おりものの異常などの症状がなくなっていることです。

治療中の性交渉は、症状の悪化や治療効果の低下につながる可能性があります。

また、一部の抗真菌薬は、ラテックス製コンドームの強度に影響する場合もあります。

そのため、症状が軽くなっていても、治療が終わるまでは性交渉を控えることをおすすめします。

症状が続く場合や再発を繰り返す場合、性交渉を再開してよいか判断に迷う場合は、婦人科へご相談ください。

よくあるご質問

かゆみがなくなれば、その日のうちに性交渉を再開できますか?

かゆみがなくなったことだけでは、性交渉を再開してよいかどうかは判断できません。治療が終了し、かゆみだけでなく、痛み・腫れ・ヒリつき・おりものの異常などもなくなっていれば、その日のうちに再開を検討できる場合があります。ただし、治療期間中にかゆみが治まった場合は、薬の使用を途中でやめず、指示された治療を最後まで続けましょう。

性交渉のたびにカンジダを繰り返す場合はどうすれば良いですか?

性交渉の後に毎回かゆみやヒリつきが現れる場合でも、必ずしもカンジダ膣炎を繰り返しているとは限りません。性交渉による摩擦、潤滑剤やコンドームの成分による刺激、細菌性腟症、外陰部の皮膚炎などが原因となっている場合もあります。また、実際にカンジダ膣炎を繰り返している場合は、薬が効きにくい種類のカンジダや、糖尿病などの背景が関係している可能性もあります。市販薬を繰り返し使用するのではなく、症状があるときに婦人科を受診し、必要に応じておりものの検査や、カンジダの種類を確認する検査を受けてください。原因に応じて、治療方法や性交渉時の注意点を検討することが大切です。

パートナーに症状がなければ、検査や治療は不要ですか?

はい。一般的なカンジダ膣炎では、症状のないパートナーが検査や治療を受ける必要はありません。カンジダ膣炎は、通常、性交渉を通じて感染する病気ではなく、症状のないパートナーを同時に治療しても、患者さまの再発予防につながるという十分な根拠は確認されていないためです。ただし、パートナーの性器に赤み・かゆみ・ヒリつき・痛みなどがある場合は、泌尿器科や皮膚科を受診してください。

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